イギリス配偶者ビザの認証翻訳:UKVIが求めるもの
GOV.UK は、英語またはウェールズ語以外で書かれた書類には認証翻訳を添えるよう求めています。詳しいルールは、Immigration Rules(移民規則)Part 1 の第39B(f)項に記載されています。Appendix FM-SE の第1(j)項も、財務証拠について同じ文言を使っています。提出するのは原本と全文の翻訳です。翻訳には日付を記載し、次の内容を含める必要があります。
- その書類の正確な翻訳であることの確認文
- 翻訳者、または翻訳会社の権限ある担当者の氏名(フルネーム)と署名
- 翻訳者または翻訳会社の連絡先
在留許可(leave to remain)(たとえばイギリス国内からの延長申請)または無期限在留許可(indefinite leave to remain)を申請する場合は、翻訳が有資格の翻訳者によって認証されている必要があり、翻訳者または翻訳会社の資格の詳細も記載しなければなりません。
すべての数値とルールは 2026年10月4日に GOV.UK で確認しました。ルールは変わることがあるため、申請前に GOV.UK で確認してください。
このルールの出どころ
これに関わる GOV.UK のページは3つあります。
- 家族ビザのページ(「提出が必要な情報と証拠」)には、「英語またはウェールズ語以外で書かれた書類の認証翻訳」を提出しなければならないと書かれています。ここから書類を認証するための GOV.UK ページへのリンクがあります。
- 書類の認証に関するページには、翻訳者が「原本の真正かつ正確な翻訳である」ことを書面で確認すべきだと書かれています。翻訳者はさらに翻訳の日付、氏名(フルネーム)、連絡先を記載します。
- Immigration Rules の Part 1 第39B(f)項が詳しいルールです(Appendix FM-SE の第1(j)項は、財務証拠についてこれを繰り返しています)。翻訳は、入国審査官(Entry Clearance Officer)、入国管理官(Immigration Officer)、または内務大臣(Secretary of State)によって「独立して検証できる」ものでなければならないとしています。翻訳者の氏名と連絡先が重要なのはこのためで、内務省(Home Office)が翻訳者に連絡できる必要があるのです。
イギリス国外からの申請と、イギリス国内での延長の違い
基本的な要件は誰にとっても同じです。第39B(f)項は、イギリス国内から行う一部の申請について、もう1つ要件を追加しています。
| 翻訳に含める内容 | イギリス国外からの初回申請 | 在留許可または ILR(イギリス国内からの申請) |
|---|---|---|
| 原本を添付する | はい | はい |
| 全文の翻訳、日付入り | はい | はい |
| 正確な翻訳であることの確認 | はい | はい |
| 翻訳者の氏名(フルネーム)と署名 | はい | はい |
| 翻訳者の連絡先 | はい | はい |
| 有資格の翻訳者による認証 | 記載なし | はい |
| 翻訳者の資格 | 記載なし | はい |
ですから、初回の配偶者ビザのために翻訳を用意していた場合は、延長申請の前にもう一度確認してください。その時点でルールを満たしていた翻訳でも、後で必要になる資格や資格情報が含まれていないことがあります。この段階で必要になるその他の書類については、配偶者ビザ延長の書類に関するガイドで説明しています。
翻訳がよく必要になる書類
家族ビザのページは、英語またはウェールズ語以外のすべての書類の翻訳を求めています。配偶者またはパートナービザの場合、次の書類は他の言語で発行されていることが多いものです。
- 婚姻証明書またはシビルパートナーシップ証明書
- 申請に含める子どもの出生証明書
- どちらかのパートナーに以前の婚姻がある場合の、離婚または解消に関する書類、または元配偶者の死亡証明書
- 収入や貯蓄がイギリス国外で保有・取得されている場合の、銀行取引明細書、給与明細、雇用主からのレター
- お二人宛てのレター、賃貸契約書、請求書などの関係を示す証拠
- 関係の証拠として提出する、他の言語でのチャットのメッセージやレター
英語と他の言語の両方が記載されている書類もあります。GOV.UK は、英語またはウェールズ語以外で書かれた書類すべての翻訳を求めています。
実際の「全文の翻訳」とは
第39B(f)項は「全文の翻訳」を求めています。これは、要約や重要だと思う部分だけではなく、書類の全体を指します。翻訳を依頼するときは、次の点を含めてもらうよう翻訳者に頼んでください。
- 書類のすべてのページを、原本と同じ順序で
- 氏名、日付、番号は書かれているとおり正確に
- スタンプ、印章、手書きのメモ、またはそれらがどこにあるかを示す注記
- ページの裏面も、何か文字があれば
アップロードする前に、氏名と日付をパスポートと照合してください。翻訳とパスポートで氏名のつづりが異なる場合は、つづりの違いについて説明してもらうよう翻訳者に頼んでください。
仕上がった翻訳の見た目
確認しやすい翻訳には、通常、次のものがあります。
- どの書類の翻訳かがはっきりわかる、翻訳文そのもの
- 原本の真正かつ正確な翻訳であるという、翻訳者による記述
- 翻訳の日付
- 翻訳者の氏名(フルネーム)と署名、または翻訳会社の権限ある担当者のもの
- 連絡先:住所、電話番号、またはメールアドレス
- 在留許可または ILR(イギリス国内からの申請)の場合:翻訳者が有資格であるという記述と、所属する専門団体など、その資格の詳細
多くの翻訳会社は、これを翻訳の末尾の1ページとして自社のレターヘッド付き用紙に記載します。GOV.UK はレイアウトを定めていません。大切なのは、上記のすべての点が含まれていることです。
認証翻訳は認証コピーとは違う
GOV.UK では、この2つは別のものです。
- **認証翻訳(certified translation)**は、翻訳が正確であることを翻訳者が確認するものです。
- **認証コピー(certified copy)**は、専門職の人(たとえば事務弁護士、教師、銀行の担当者)がコピーに「私が見た原本の真正なコピーであることを証明します」と書き、署名して日付を記入するものです。
家族ビザのページが求めているのは認証翻訳であり、認証コピーではありません。
翻訳を順序立てて整理する
GOV.UK には、申請時に書類の提出方法が案内されると書かれています。どの方法であっても、各翻訳はその原本の直後に置いてください。こうすることで、どの翻訳がどの書類のものかがはっきりします。
これを行う簡単な方法です。
- 原本と翻訳を1つの PDF にスキャンし、原本を先にします。または、たとえば
marriage-certificate-original.pdfとmarriage-certificate-translation.pdfのように、名前を揃えた2つのファイルとして保管します。 - 翻訳は、原本と同じパッケージのセクションに入れてください。翻訳した銀行取引明細書は、別の「翻訳」フォルダではなく、財務書類と一緒に置きます。
- スタンプや署名を含め、スキャン後にすべてのページが読み取れることを確認してください。
パッケージの残りがどう組み合わさるかについては、イギリス配偶者ビザの書類を整理する方法をご覧ください。
チェックリスト
- 英語またはウェールズ語で完全には書かれていない書類をすべてリストアップする
- 翻訳と一緒に提出できるよう、原本を保管している
- 要約ではなく、全ページの全文翻訳がある
- 翻訳に日付が入っている
- 正確な翻訳であるという記述がある
- 翻訳者(または会社の担当者)の氏名(フルネーム)と署名がある
- 翻訳者または会社の連絡先がある
- 在留許可または ILR(イギリス国内からの申請)の場合:有資格の翻訳者による認証と資格情報がある
- 氏名と日付がパスポートと一致している
- 各翻訳が、その原本の直後に保管されている
よくある質問
UKVI は配偶者ビザに認証翻訳を求めますか? はい、英語またはウェールズ語以外のすべての書類について求めます。GOV.UK は、原本と、日付が入り、翻訳者による正確性の確認、氏名(フルネーム)、署名、連絡先を含む全文の翻訳を求めています。
翻訳者は有資格でなければなりませんか? 在留許可または無期限在留許可の場合、Immigration Rules Part 1 の第39B(f)項は、有資格の翻訳者による認証とその資格の詳細を求めています。イギリス国外からの入国許可(entry clearance)の場合、その追加の項目は記載されていません。
原本も送る必要がありますか? はい。第39B(f)項は、原語の書類と全文の翻訳を一緒に提出するよう求めています。
家族が私の書類を翻訳してもいいですか? ルールは誰が翻訳してよいかを特定しておらず、家族ができるともできないとも述べていません。ルールは、翻訳者または翻訳会社の氏名、署名、連絡先を求めており、それによって内務省が翻訳を独立して検証できるようにしています。親族は認証できないという GOV.UK のルールは、認証コピーに適用されるもので、翻訳には適用されません。
翻訳に事務弁護士や公証人のスタンプは必要ですか? 確認した GOV.UK のページでは、それを求めていません。求められているのは翻訳者自身の書面による確認と詳細、それに加えてイギリス国内での延長や定住については有資格の翻訳者による認証です。
Stratovisa はどう役立つか
翻訳で大変なのは、どの書類に翻訳が必要か、どの翻訳が届いたか、そしてそれぞれがどの原本のものかを把握し続けることです。Stratovisa では、翻訳が必要になりうる書類に原本の隣で翻訳を置く場所があるので、両者は一緒に保たれます。何がアップロードされ、何がまだ足りないかを確認でき、すべてが揃ったら、オンライン申請用に整理された1つのパッケージをダウンロードできます。その仕組みは配偶者・パートナービザでご覧いただけます。
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